4月22日 いきなり夜戦はきついです。
4月22日 いきなり夜戦はきついです。
行った都市:北京、涿州
行った聖地:なし
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| 飛行機から撮った富士山 |
北京空港に着いたところからスタート。
入国手続きを済ませて、中国入国完了。
しかし、北京空港は広いな。
事前に仕入れていた情報とは、ぜんぜん違うじゃないか。
どこに行けばいいのかぜんぜん分からなかったので、
「人は流れに乗ればいい」という誰かの言葉に従って、
人の流れに乗って、電車に乗ってみた。
そしたら、どうやら、正解だったらしく、空港出口付近に到着。
そこで、まずは、日本円から中国元への両替え。
両替場の人は、日本語も大丈夫だったので、問題なく両替え完了。
(とりあえず、6万円、両替しておいた。)
続いて、空港内のトイレに立て篭もり、両替えしたお金を、
・貴重品入れ
・ウエストポーチ
・デイバッグ
に分散して、保管する。
これで、何かなくしても、どれか1つでも手元にあれば、
生き延びることができるのだ。
ちなみに、貴重品入れは、左足のふくらはぎに巻きつける。
本当は、腹巻用なのだけど、お腹にはウエストポーチがあるから、
ふくらはぎの方が都合がいいのだ。
たまにずれ落ちるけど、靴下を上げる振りをして直すから、問題なし。
準備が完了したので、空港を出て、北京西駅に向かうリムジンバスに乗る。
どのバスに乗ればいいのか分からなかったけど、
関係者っぽい人に訊いたら教えてくれた。
ありがとう。
北京西駅まで行って、そこから電車に乗って、
涿州まで行くのが本日の目的だ。
バスに乗って間もなく、隣に不自然にくっついて来る中国人発生。
「ははーん、いきなり、スリが来やがったのですね」と思ったので、
わざと寝た振りをして、様子をうかがう。
しかし、動きはない。
本当に寝そうになってしまったので、寝た振り作戦は中止。
そうしたら、中国人が話しかけてきた。
どうやら、地図を広げていたので、
どこへ行くのか教えてくれようとしたらしい。
あらら、疑って、ごめんなさい。
その人に教えてもらったものの、いまいちよく分からない。
でもって、その人は、先に降りてしまった。
別の人にも訊いてみるものの、現在位置と降りるべき位置を
把握できてないので、非常に不安。
そうこうするうちに、バスが終点に到着。
ありゃりゃ、北京西駅の手前で止まっちゃたよ。
おまけに、渋滞していたせいで、時間かかりまくって、
この時点で、乗りたい電車の時間を過ぎていた。
(1時間以上バスに乗っていた。)
気を取り直して、バスの終点から、北京西駅まで2キロほどを歩く。
本当は、タクシーを使いたかったけど、
ぼったくられるのではないかと思い、躊躇してしまった。
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| 北京西駅(工事中) |
日本から持って来ていた地図により現在位置も把握できていたので、
迷うことなく2,30分で北京西駅に到着。
北京西駅は工事中だったけど、かっこよすぎだった。
駅っていうより、城だぜ。
それはさておき、切符を買う。
当初予定より、1本遅い電車になってしまうけど、やむを得ない。
切符を買うのは大変だと聞いていたけど、意外とあっさり買うことができた。
まあ、人ごみは噂通りすごかったけどね。
19時42分発車予定の電車まで、2時間くらいあったので、
先に夕食にすることにする。
「せっかく北京にいるんだから、やっぱり北京ダックだろう」
ということで北京ダックを食べることにした。
駅前で、すぐに専門店を見つけられたので、
入店して、北京ダック半羽分を注文。
北京ダック、うまうま。
と思えるのは、最初のうちだけ。
食べていると、油がくどくなってくる。
もう、いらない。
一生いらない。
夕食が終わったので、時間は早かったものの北京西駅に戻る。
北京西駅の待合室は、ものすごい人ごみだった。
「見ろ、人がゴミのようだ」と思わず言いたくなるくらいに。
電車を待っている間に、時刻表をゲット。
10元だっただろうか。
安いね。
間もなく電車が到着したので、流れに乗って、電車に乗り込む。
電車に乗ってから、暇だったので、飛行機でもらった新聞を読む。
チベットの記事が出ている。
(ちょうど、北京オリンピックの聖火リレーの時期で、世界各地でフリーチベットが叫ばれていた。)
「こんなものを見ていたら、やばいかも」と思いつつも読んでいたら、
後ろに人の気配。
でもって、話しかけられる。
やばい・・・
と思ったけど、どうやらチベットに反応したのではなく、
新聞の日本語に反応したらしく、日本人が珍しくて話しかけてきたらしい。
よかったよかった。
それ以降、特に何事もなく、1時間弱で、目的地の涿州に到着。
すでに、20時過ぎ。
周りは真っ暗。
初日から、夜戦というのは、きついぜ。
ついでに、寒いし。
(まだ4月だったけど、暑がりの私は、半袖しか持って行かなかったのだ。)
とにかく宿を見つけなければいけないので、
宿探しに駅を離れたのだけど、
明日の切符を買っておかなければならないことを思い出したので、
いったん駅に戻る。
切符売り場は夜にもかかわらず、やっていた。
どうやら、ほぼ24時間営業らしい。
人もほとんどおらず、並ぶ必要もなく、
次の目的地、石家庄までの切符を買うことができた。
よかったよかった。
ついでに、駅前で、涿州の地図を買った。
ちゃっちい地図だった。
道路さえ、まともに書いてないじゃないか。
ないよりまし、という感じか。
続いて、宿探し。
駅前から宿泊所を順番に訪ねていくのだが、
1件目、部屋がない。
2件目、日本人は泊められない。
3件目で、ようやく見つかった。
お風呂なし、40元。
まずまずか。
トイレは、出たよ、噂に聞いていたニーハオトイレ。
いきなり、これかよ。
特にすることもないので、日記を書いて、さっさと寝た。