4月24日 天下無敵の趙雲
4月24日 天下無敵の趙雲
行った都市:正定、石家庄、磁県
行った聖地:趙雲廟、趙雲像
6時30分の目覚まし時計で起床。
よく寝た。
というような気がしていたが、鏡を見ると隈がひどい。
疲れているのか。
7時20分頃にホテルを出る。
バスターミナルに行くまでに、朝食を取ろうと思ったのに、ぜんぜん店がない。
そのまま、バスターミナルに着いてしまったので、食事抜きで、まずは趙雲廟へ向かうことにした。
バスターミナルで、バスに乗り、車掌さんに趙雲廟に行きたい旨を伝える。
これで、問題なし。
趙雲廟の前で降ろしてくれるだろう。
趙雲廟に行く途中、ちょっとした広場になっている場所で、大きな像を見かけた。
事前情報にはなかったけど、たぶん、趙雲だ。
帰りに寄ってみよう。
しばらくして、趙雲廟近くに到達。
って、おいおい、バス停まってくれないよ。
仕方がないから、自分で「降りる降りる」って言って降ろしてもらった。
いやあ、危ない危ない。
看板が出ているのを見落としていたら、行き過ぎてしまうところだった。
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| 趙雲廟 入り口 |
バスを降りてから、500mくらい歩いて趙雲廟に到着。
入場チケットを買うところで、なんか言ってきた。
どうやら、趙雲廟の隣にある軍事施設っぽいところの見学もできるらしいことを説明しているのだけど、
細かいことがよく分からない。
「趙雲廟しか行かないよ」って伝えたら、ようやくチケットを売ってくれた。
趙雲廟は、みんな掃除の真っ最中だった。
朝だったからなのか、それとも、たまたま掃除の日に当たってしまったからなのかは分からないが、
日本だったら、まずありえんな。
趙雲廟の中は、趙雲を手放しで大絶賛していた。
中国史上、唯一の無敗の将軍なんだって。
確かに、趙雲自身が負けたところは、思い浮かばないな。
公孫瓉が死んだり、長坂坡で逃げたり、北伐に失敗したりしたけど、
趙雲の部隊が負けたという印象はない。
さすがだ。
30分も経たずに、見学終了。
趙雲廟を出て、バスを降りたところでバスを捕まえる。
今度は、車掌さんに朝見かけた趙雲像に行きたい旨を伝える。
?っていう感じだったので、「あっちの趙雲像」って指差したら、分かってくれた。
そして、今度は、問題なく趙雲像の前で降ろしてくれた。
ありがとう。
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かっこいい趙雲像 しかも、大きい。 |
趙雲像は、予想通り、趙雲像だった。
大きくて、なかなかかっこいい。
馬に乗ってないのがちょっと残念だな。
個人的に、趙雲は馬に乗っているイメージなんだ。
写真撮り終えてから、またバスに乗って、バスターミナルへ帰還。
ここで、遅い朝食。
なんだかよく分からない麺を食べた。
焼きうどんみたいな感じ。
中国人は、食器を洗う習慣はないのか?
でてきたお皿は、汚かった。
気にしたら負けなので、気にしないことにしたが。
続いて、バスに乗って、石家庄へ戻る。
昨日乗って来たバスを反対に行くだけだから、ここは楽勝。
石家庄について、次の電車まで、2時間ある。
暇つぶしもかねて、インターネットカフェに入ることにした。
そこで、メールを書こうと思ったのだけど、livedoorのメールにアクセスできなかった。
使えない奴だ。
日本国内でないと使えないのか。
gooにはアクセスできたので、そこからメールを出すことにした。
しかし、アドレスが分からない。
幸い、W-ZERO3に若干名のアドレスが登録してあったので、その人たちにメールを送っておいた。
続いて、お昼ご飯。
駅前の吉野家で食べた。
(中国まで行って吉野屋かよ、という意見もあるだろうけど、
私としては、日本の吉野家と同じなのか違うのかという点にも興味があるから、
あえて選んだのだ。)
中国の吉野家は、完全にファーストフードで、マクドナルドと同じ感覚。
カウンターで料理を注文して、受け取ってから、席に着くというもの。
値段は、牛丼普通盛りが、17元。
こちらの感覚では、かなり高い。
味は、日本とほとんど変わらないと思う。
おいしかったよ。
時間が来たので、駅に戻って、電車に乗る。
電車に乗るまではよかったけど、乗ってから、何でか知らないけど1時間も遅れやがった。
時間で降りる駅を判別していたから、間違えて手前の駅で降りちゃったよ。
降りたときに不安だったから、すぐ近くにいた鉄道警察の人に訊いたら、やはり、間違いだった。
すぐに乗り直して、何とかセーフ。
1時間遅れて、ようやく、目的地の磁県に到着。
例によって、着いたら、すぐに次の切符を買う。
買いたい。
のに、切符売り場やってない・・・。
営業時間、16時30分までだって。
ここは、田舎のせいで、切符売り場の営業時間が、すごく短いようだ。
電車が遅れたせいで、間に合わなかった・・・。
なんてことだ。
明日の行程が不安だ。
仕方がないので、切符は明日買うことにして、鄴城に向かうことにした。
とりあえず、バスで行こうと思って、バスターミナルに行ってみる。
鄴城のある三台村に行きのバスはどこですか?と訊いてみたら、
バスターミナル出て、200m行ったところにあると教えてくれた。
バスターミナル出て、400mほど歩いて、バス発見。
ぜんぜん200mじゃないよ。
バスの人に訊いてみたら、バスが出発するのは18時だそうだ。
18時まで1時間以上あったから、思い切ってバスはやめて、タクシーにすることにした。
田舎なので、なかなかタクシーが見つからなかったけど、ようやく見つけたタクシーで交渉開始。
はい、こいつも、ぼったくりタクシーでした。
50元を要求して来やがった。
メーターがあるんだから、メーターを倒せばいいのに、「30キロあるから、50元よこせ」と。
50元も払えるか。
交渉決裂。
乗らなかった。
乗る前に交渉しておいてよかった。
仕方がないので、タクシーはやめて、やっぱりバスで行くことにした。
バスのところまで戻って、バスの人(車掌さん)に、三台村までは20キロで40分程度だと教えてもらう。
ちなみに、3元。
やっぱり、さっきのタクシーは、ぼったくりだったんだね。
で、出発まで時間があったから、そのまま雑談。
今夜は三台村で泊まるつもりだと話したら、三台村には泊まるところがないと教えてくれた。
仕方がないので、方針変更。
今夜は、磁県で泊まって、明朝三台村へ向かうことにした。
その旨をバスの人(運転手)に話すと、宿屋を紹介するから付いて来い、と。
自分で探すから、別にいいんだけどなあとか思いつつも、
せっかくなので好意に甘えることにした。
宿屋への移動途中に30元要求された。
「ああ、やっぱり、紹介料取るのか。」と思ったら、宿代だった。
運転手さんには、1元も行ってなかった。
疑って、ごめんなさい。
この人、ベストオブ親切。
「明日の行き帰りのバスも任せとけ」って。
頼もしい。
紹介された宿は、安かったので、まあ、よかった。
その代わり、トイレが汚い。
汚すぎる。
でも、使うしかないんだよな。
当然、風呂はない。
それどころか、水が出る場所がないんですけど。
顔どころか、手も洗えない。
こういう事態を想定して、ウェットティッシュを持ってきていて、よかったよ。
あと、部屋の電気がつかない。
仕方がないので明るいうちに最低限のことをやっておく。
自前の懐中電灯もあるし、何とかなるだろう。