4月25日 無座はつらいよ 4月25日 無座はつらいよ

行った都市:磁県、三台村、安陽、鄭州
行った聖地:鄴城


5時半に起床。
周りがうるさくて、あまり寝られなかった。
トイレは、朝一で掃除したらしく、昨日よりはきれいになっていたので、
抵抗が少なくてすんだ。

あと、水道がないと思っていたのだけど、
部屋から離れたところにあるのを見つけた。


7時半頃に宿を出発。
まずは、切符を買うために、駅に行ってみる。
しかし、やってなーい。

次の鄭州までは、バス移動しかないか。
やむなし。


続いて、バス乗り場へ移動。
バス乗り場といっても、路上だけど。
バスの出発は8時なので、屋台で買った中華まんを食べながら待機。

まもなく、バスが来て、三台村へ出発。
そうしたら、昨日の親切な運転手さんは、さらに親切で、
運転手さんのお母さんが鄴城を案内してくれると言う。
最初はそこまでお世話になるのも迷惑だろうと思い断ったのだけど、
何度も勧めるので、結局お願いした。

三台村に到着して、運転手さんのお母さんと一緒に鄴城へ向かう。
お母さんは、文字の読み書きができなかったので、意思疎通がけっこう大変だった。
普段は、だいたい筆談なんだよ。

しかし、曲がりなりにも、中国語を学んでいたので、多少のことは話せた。
でも、聞き取れやしねえ。
それでも、ジェスチャー付きで、おおよそのことは分かったつもり。


鄴城 入り口と曹操像
鄴城 入り口と曹操像
鄴城は、本来、入場料が必要のはずなのだけど、
お母さんの顔パスのおかげで、ただで入れてくれた。
どうやら、知り合いらしい。
ありがたい。

鄴城内は、これまでに行ったところとは違って、
三国時代のいろいろな出土品が置いてあった。
これまでに行ったところは、人形とかがたくさん置いてあって、
出土品の類はまったく置いてなかったんだ。
やはり、最近作られた人形なんかよりも、出土品の方が見ごたえがあるな。

見学が終わって、帰りのバスまでまだ時間があったので、
お母さんが家で休憩しろって、自宅まで連れて行ってくれた。
そこにお孫さん(3,4歳くらい)がいたので、一緒に遊んだ。
W-ZERO3を貸してあげたら、今日のここまでの日記を消されてしまったよ。
あうあう。
やむなく、書き直おすはめになってしまった。

そして、食事をごちそうしてくれた。
親子そろって、ものすごく親切にしてくれるよ。
ありがたい。

お礼に、お孫さんに日本から持ってきた飴を袋ごとあげてきた。
おいしそうに食べていたよ。
こんなこともあろうかと持って来ておいてよかった。


バスの時間になったので、お母さん&お孫さんとはここでお別れ。
バスに乗って、磁県に戻る。

バスの中の雑談で分かったのだけど、運転手さんと車掌さんは姉弟ということだった。
(車掌さんがお姉さん)
夫婦かと思っていたよ。
でもって、お母さんのお孫さんは車掌さんの子供ということだった。

この一家にはたいへんお世話になったので、バス料金を多めに払おうと思ったのだけど、
断られてしまった。
中国人=がめついと思ったら、大間違いだ。
気をつけた方がいい。

とはいえ、何もお礼しないのも気が引けたので、もう一回、飴を袋ごと上げてきた。
日本から3袋持って行ったのだけど、2袋上げてきたということだ。
こんなものでしか、お礼できなくて、すみません。

バスが磁県に到着して、運転手さん、車掌さんともお別れ。
別れ際に、次のバスまで連れていってくれた。
とことん親切だな。
中国人は、いったん知り合いになると、とことん親切にしてくれるのだなというのを
ものすごく実感できた。


次の目的地は、鄭州なのだけど、鄭州直通のバスはなかったので、
まずは、手前の安陽行きのバスに乗った。

だいたい2時間くらいで安陽に到着。
安陽到着後、駅に行ってみたら、直後の鄭州行き電車の切符が取れた。
何とラッキーな。

しかし、無座だった。
中国の電車は、基本的には全席指定席。
指定席以外は、無座。
座席なしの立ちっぱなしなんだ。

はい、で、鄭州まで、3時間近く立ちっぱなしでした。
立ちっぱなしが疲れるだけなら、耐えられる。
耐えられないのは、タバコの煙だ。

電車内は、名目上は禁煙になっているんだけどね。
そんなのを守る気はないようです。
電車関係者も、注意する気はないようです。
おかげで、のどが大変痛くなりました。


電車がようやく鄭州について、今度は、明日の切符を貸わなくてはならない。
しかし、ここも、すごい人。
「見ろ、人がごみのようだ」と、中国に来てから、何回思ったことか。

で、20分くらい並んでいたのだけど、並ぶ場所を間違えておりました。
並びなおして、さらに20分くらい、何とか三門峡行きの切符をゲットだぜ。


続いて、本日の宿探し。
これが、また、たいへんだった。
大きいホテルは料金が高いし、小さいところは日本人宿泊禁止だし。
大都市は、これが大変なんだ。

たくさん回って、ようやく160元の所に落ち着いた。
一泊150元以下を目安にしていたのだけど、根性なくて、あきらめてしまった。
朝食も付くから、まあいいか、という感じ。

部屋はなかなかいい部屋だと思ったけど、ポットが壊れていた。
最初、ポットが汚いから交換してくれと頼んで、
交換してもらったのが壊れていたんだ。
また交換してもらう気力がなかった。

おかげで、お湯を沸かすことができず、
買ってきたカップラーメンをそのままボリボリ食べる羽目になった。