4月29日 危険、バスの途中下車。難易度、高すぎだ。 4月29日 危険、バスの途中下車。難易度、高すぎだ。

行った都市:滎陽、鄭州、臨穎、繁城鎮、許昌
行った聖地:献帝廟、受禅台、春秋楼、魏武帝広場


本日は早めに出発しようと思い、5時半の目覚まし時計で起床。
しかし、眠い。
結局、体を動かしたのは、6時近くになってから。
朝食にカップラーメンを食べ、荷物をリュックに詰め込んで、6時40分頃出発。


バスターミナルに行き、許昌行きのバスを探す。
しかし、ない。
仕方がないので、手前の鄭州行きを探す。
やっぱり、ない。
いきなり、本日の計画頓挫です。

鄭州行きはないのか訊いたら、
別の場所から出ているらしいので、指さされた方向へ行ってみる。
途中、道を尋ねながら、何とかバスを発見。
よかった。
路上がバスターミナル代わりになっているところは、難易度が高いぜ。


それに乗って、鄭州へ向かう。
鄭州へは30分ほどで到着。
続いて、許昌行きに乗り換え。

バスの行き先に”許昌”の文字が書いてなくて戸惑ったのだけど、
どうやら、”新サイ”というところに行く途中に許昌を通過するらしい。
途中下車は、難易度高いんだよなあ。
非常に不安である。


・・・・許昌を通過してしまった。
許昌までの各街では、常にバスターミナルで停車していたんだよ。
だから、許昌もバスターミナルに停車すると思いこんでいたら、
いつまで経っても、どこにも停車しない。

気づいたら、許昌を過ぎていた。
あらら。
車掌さんに「許昌に行きたい」と言っておいたから、停まってくれると思ったんだが、
忘れていたか。やむを得ない。

仕方がないので、作戦変更。
すぐに降ろしてもらっても、次の交通手段がないので、次の臨穎の町まで行くことにした。
もともと臨穎に行く予定はあったのだけど、本当は許昌で宿を決めてから、
臨穎に行くつもりだったんだ。
まあ、やむを得まい。


臨穎でも降りるタイミングが分からなかったのだけど、
ちょうど降りる人がいたので、一緒に降りてみた。路上だったけど。
ちなみに、許昌までのバス代しか払ってないよ。
バス代だけ考えると、ラッキーなのかも。

臨穎に到着した後、繁城鎮を探す。
近所の人に訊くと、「タクシーで行け」って。
タクシー嫌いだから、わざわざ訊いているんだが。

数人に訊いてみて、とりあえず方向だけは分かったので、バスを捕まえることにした。
最初に捕まえたバスは外れ。「繁城鎮には行かない」って。
次に捕まえたバスで、臨穎のバスターミナルまで連れて行ってくれて、
そこで乗り換えて無事に繁城鎮まで行くことができた。

繁城鎮は予想していたところより、遙かに遠いところにあった。
最初、歩いて行こうかとも思っていたんだよね。
バスが助けてくれてよかったよ。


献帝廟
献帝廟 外観
繁城鎮行きのバスに乗ってから、車掌さんに「献帝廟に行きたい」と伝えておいたので、
繁城鎮の手前の献帝廟のすぐ前で降ろしてくれた。
しかし、残念ながら、献帝廟は鍵がかかっていて入れない。
資料によると、壁を乗り越えて中に入った人もいるらしいけど、
壁は2m以上あって、とても乗り越えられそうにないよ。

近くの人に訊くと、「役所の”高常務”が鍵を持っているから捜してこい」と。
そこで、まずは役所探し。
人に訊きまくって、やっとこ役所まで到着。

が、しかし、高常務、不在。
「鍵、開けられない」って。
がくっ。
まあ、仕方がないか。

やむなく手ぶらで献帝廟に戻る。
献帝廟の扉は、思いっきり押し込むと10cmくらい隙間が開いたので、
その隙間から、中の写真を撮ってきた。
18倍ズームは伊達じゃない。


受禅台
後方の林の中に受禅台跡がある
続いて、近くの受禅台まで歩いて行く。
受禅台は、バスに乗っているときに石碑が見えていたので、迷わずに行けた。
受禅台の石碑から受禅台までは畑を突っ切って到着。

受禅台は、丘だよ。
高さ10mもないほどのぽっこりとした丘。
せっかくなので、頂上にも上ったけど、何にもなかった。

いや、正確に言うと、以前、もしかしたら石碑が立っていたんじゃないか?
という痕跡はあった。
石碑、壊しちゃったんじゃないかな。もったいない。
適当に受禅台周辺の写真を撮って、任務完了。


この時点で、疲れて、もう死にそう。
中国に行く前は、「基本はタクシー移動で」って考えていたから、
そんなに歩くつもりはなかったのだけど、毎日やたらと歩くなあ。

しばらく休憩してから、バス停まで移動。
そこから、許昌行きのバスに乗って許昌まで戻る。


許昌に着いた後、まずは駅に行って、明日の切符を買う。
駅員は、とっても不愛想。
行き先と電車番号を書いたメモを渡すと、調べもせずに「ない」だって。
お前、やる気がないだろ。

やる気がない人の相手はしたくないので、作戦変更して、
次の襄樊までバスで移動することにした。
駅前がすぐバスターミナルになっているので、明日のバスの時刻だけ確認しておく。


そして、本日の宿探し。
バスターミナルの正面の宿にする。
今日も、一回で決まった。
よかった。

70元でシャワー付き。
宿探しのコツが分かってきた。
最初は、たいてい高い部屋を紹介されるから、
「もっと安い部屋ありませんか?」って訊くと、たいてい安い部屋を紹介してくれる。


部屋に入った時点で、16時を回ったところ。
時間があるので、荷物を置いてから、すぐ近くの春秋楼まで歩いて行くことにした。

春秋楼
春秋楼 入り口
春秋楼は、許昌の街中にある。
1キロほど歩いて、到着。
春秋楼には、奈良の大仏並の巨大関羽像が鎮座していた。
あまりの大きさに笑ってしまった。
しかも、金ピカだよ。
金ぴかの巨大関羽。かっこわりぃ〜〜!


春秋楼を見終わってから、近くの魏武帝広場というのに行ってみることにした。
事前情報は何もなかったけど、
地図を見たら”魏武帝広場”というのを見つけたんだよね。
魏の武帝と言えば、曹操のことだから、何かあるかもしれないと思って。


魏武帝広場
魏武帝広場の曹操像と右奥、建設中の建物
春秋楼から北へ1kmほど歩いて行くと、狙い通り曹操の巨大石像が見えた。
でもって、広場に入っていくと、ただいま工事中。
どうやら、ここもテーマパークのようにするらしく、お城っぽいものを建設中だった。
特に見るべきものもなかったので、ぐるっと一周してから撤退。


宿に戻る途中で、夕食にする。
そういえば中国に来てからお米を食べてないと気づいたので、
チャーハンを食べたいなあと思っていたのだけど、
適当に入った店は鍋屋だったので、ご飯はなかった。

しかたないので、適当に鍋を頼む。
ここの店は、具材だけでなく、タレと鍋のスープにもお金がかかった。
それぞれ3元ずつ。
高いよ。

屋台なら、3元あれば、お腹いっぱい食べられちゃうよ。
でもって、意味不明のサービス料で、1元取られた。
これも、ぼったくりの類なのか?


宿に戻ってから、洗濯。
上着を洗うのは大変だから、今日は洗濯しない方針だったのだけど、
あまりの汚さに、洗濯せざるを得なかった。
白っぽい服は失敗だったな。
汚れが目立ちすぎる。

洗濯終わって、シャワー浴びて、日記書いたら、寝よう。
ここ最近は、22時前に寝ていたのだが、今日は23時になってしまった。