5月1日 諸葛亮を訪ねるの巻 5月1日 諸葛亮を訪ねるの巻

行った都市:南陽、襄樊
行った聖地:古隆中、馬躍檀渓遺址、三兄弟と孔明の像、諸葛亮広場


今日から5月。
そして、黄金週間の開始でもある。
噂される混雑とは、いかほどのものか。
特に混乱もなければ、ありがたいのだが。


今日は、5時ちょっと過ぎに起床。
昨日、9時前に寝たせいで、早い。
朝食に、昨日の夕食の食べ残しの饅頭を食べる。

そのあと、ごろごろしながら準備して、出発は6時45分くらい。
6時30分に出る予定だったのだけど、ごろごろし過ぎた。
とはいえ、バスターミナルは目の前なので、7時出発の襄樊行きのバスに間に合う。

襄樊には、10時過ぎに到着。
今まで、北部戦線だったけど、ここから南部戦線に突入。
三国志的に言うと、荊州に入ったところだ。


バスターミナルに到着してから、すぐに駅に向かい、明日のチケットを購入する。
本当は、夜行の赤壁行きを買いたかったのだけど、残念ながら売り切れ。
やむなく、明日の朝一の武漢行きを買う。
武漢からはバスだな。

列車の座席は、今まで”硬座”ばかりだったので、
せっかくだから違う席も経験してみようと思い、”硬臥”にしてみた。
85元もした。
高いなあ。


駅を出て、宿を決める。
いつもは宿を決めるのは夕方だけど、
今回は、宿を決めて荷物を置いてから、聖地に出向く作戦。

やっぱり、駅前が便利だよね。
と最初に行った宿は、廃業。
やってないじゃん。

次に行ったところは、高すぎた。
3番目、「安い部屋ないですか?」って訊いたら、150元。
迷ったけど、決定。

部屋について、歓喜。
湯船があるよ!!!!
中国に来てから、せいぜいシャワーがあっただけ。
湯船なんて、日本に戻るまでお目にかかれないと思っていたから、
狂喜乱舞してしまった。

せっかく湯船があるんだから、体をこするやつを買ってこようと思い立つ。


それはさておき、本日の目的地、古隆中に向かわないといけない。
小休止したあと、部屋に荷物を置いて、バスで向かう。
だいたい1時間後に到着。

古隆中
古隆中 入り口
入場料60元だって。高い。
今まで、一番高いよ。
しかし、中に入って納得。

やたらと広い。
無駄に広い。
とにかく、歩き回って、全部回りました。
行く前は1時間もあれば十分だと思っていたのだけど、
実際には、3時間半もかかった。

山登りもしたしね。
伏見稲荷大社の時のように、山の頂上まで一気に掛け上がった。
暑さと疲労で、死にそうだった。

山の頂上には塔が建っていたから、そこも間髪入れずに、最上階まで一気に登った。
頂上には何もなかった。
本当に何もない。

普通は、展望台くらいあるのだが、それすらない。
部屋は窓が閉め切られて、外を見ることもできないし、
部屋の中に何か置いてあるわけでもない。
何のためにあるのか意味が分かんねえですよ。

頂上は何もなかったけど、ひとつ下の階からは、周囲を見渡せた。
高いところからの眺めは、何とも言えない気分の悪さ。
いや、絶景を期待したいところなのだけど、
空気が濁りすぎで、ぜんぜん見通しが利かないのさ。
なんだよ、あれは。


古隆中を一通り全部回ったので撤退。
帰りのバスで、ひき逃げに遭遇。
直接は見てないんだけど、バスに乗っているときに、急ブレーキ。
バスの外を見ると、倒れた人と自転車。
どうやら、一つ前の車がひいて、そのまま逃げたらしい。

そのあと、周りの中国人がわあわあ騒いでいた。
たぶん、「あいつがひき逃げしたんだ。」
「逃げんじゃねえ。」
みたいなことを言っていたのだと思う。

たぶん、轢いた人、逃げきるだろう。
中国の捜査は、いい加減ぽいし。

ひき逃げの是非は語るまでもないが、轢かれた人にも同情できないな。
中国人は、いつ轢かれてもおかしくない行動しているから。

ちなみに、交通事故を見たのは、2回目。
2日目に、涿州で、車対車がぶつかったのを見てます。
10日で、2回。
やっぱり、多いな。
さすが、中国だ。


襄陽城 城門
襄陽城 城門
ひき逃げの後も、バスは問題なく進行。
バスターミナルまで戻らずに、襄陽城の城門で降車。
襄陽城を写真に撮る。

襄陽城、かっこいい。
非常に堅そうなイメージ。
これなら、曹仁が関羽の猛攻を耐え切ったのも納得できるわ。


写真を撮った後、そこの通りが檀渓通りだということに気づく。
「檀渓って、確か、目的地の一つにあったじゃん」と思ったら、大当たり。
地図を見たら、目的地”馬躍檀渓遺址”が割りと近かったので、歩いて向かう。


馬躍檀渓遺址
馬躍檀渓遺址
う〜、歩くと遠いのね。
へとへとになりながらも、何とか到着。
特にこれといったものはない。
噂どおり、汚かった。
写真を撮って任務完了。


三兄弟と孔明の像
三兄弟と孔明の像
その後、すぐ近くに停車していた市バスに乗り込む。
帰る途中で、もう一回降車して、今度は三兄弟と孔明の像を撮る。
これは、当初予定にはなかったけど、行きのバスで発見していたから、
せっかく通り道にあるのだから撮っておこうと思って、撮ることにした。
これで、こっち方面は任務完了。


再び市バスに乗り、いったん駅前まで戻り、そこでバスを乗り換え。
次は、諸葛亮広場の巨大孔明像まで行く。
目的地まで2キロ程度だから、疲れてなければ歩くんだけどね。


諸葛亮広場の諸葛亮像
諸葛亮広場の諸葛亮像
バスに乗って、あっという間に到着。
孔明像、遠くから見たときはそんなに大きいと思わなかったのだけど、
近づくと、やはり大きいな。
さすがだ。
写真撮って任務完了。撤退。


次は、”仲宣楼”に行こうかと思ったのだけど、
時間がなかったので、やめることにした。
実は、仲宣楼の場所は、檀渓と三兄弟&孔明像の中間当たりだった。
先に気づいていれば、ついでに寄ったのだけど、やむなし。
元々、時間があったら行こうという程度だったので、どうでもいいや。


諸葛亮広場からの帰りは、歩き。
途中のスーパーで、カップラーメンと、水と、お風呂で体こするやつと、電池を買う。

言葉が通じなくても、身振り手振りで、意外と話が通じた。
電池は、カメラ用の単三アルカリ電池なんだけど、
日本の100円ショップの方が安かったよ。


買い物完了して、ホテルに戻る。
夕食は、カップラーメン。
動画を見ながら、食べる。

続いて、洗濯。
今日は、湯船があるから、湯船で洗濯。
いつもは、洗面台で手で洗っているけど、
今日は、足で洗った。
らくちんだ。

続いて、お風呂。
湯船だ、やっほう。
狭くて、膝と肩が同時に湯に浸からないけど、
それでも、満足。
たっぷり、堪能した。

体が汚すぎて、泡があんまり立たなかった。
だから、2回洗ったよ。
明日からは、毎日お風呂に入った方がいいかも。

お風呂出たら、すでに22時過ぎ。
今日は、のんびりだな。
日記を書いていたら、すでに23時過ぎ。
寝よう。

ちなみに、今日の部屋は、今までの部屋で一番いい部屋。
満足だ。
高いけど。