5月3日 雨中の赤壁決戦
5月3日 雨中の赤壁決戦
行った都市:赤壁、烏林、洪湖、荊州
行った聖地:赤壁古戦場、烏林古戦場、曹公祠
昨日の夜は雨がすごかった。
おまけに、雷も。
念のため、W-ZERO3のコンセントは外して寝た。
明けて、朝。
4時半くらいに目が覚めた。
うはっ、すごい雨だよ。
今までずっと晴ればかりで、自分の幸運ぶりを大いに見せつけてきたが、
さすがに、一ヶ月もあると連続して晴れにするのにも限りがあるか。
とりあえず、テレビをつけて天気予報を確認してみる。
しかし、どこもやってない。
中国は、チャンネルがたくさんあるくせに、ぜんぜん使えない。
うとうとしていたら、5時半を回ったので、出発準備に入る。
7時ちょっと前に出発。
さっきまでの豪雨が、小雨になっている。
ラッキー。
赤壁古戦場行きのバス乗り場まで歩いて向かい、
そこから、バスで1時間程度で赤壁古戦場に到着。
途中、バスの中で、朝食を取る。
昨日の夕食と一緒に買っておいたパンみたいなものを食べた。
黒い粒が入っていたので、小豆が塗ってあるかと思いきや、
できそこないのチョコレートみたいなものだった。
あんまりおいしくない。
赤壁古戦場の近くに到着。
雨は上がっていた。
そのせいで、傘をバスに忘れてしまったよ。
しばらく行ったところで気づいたので、
バスまで走って戻ったら、ちょうど出発するところだったので、慌てて回収した。
危ない危ない。
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| 赤壁古戦場 入り口 |
500mくらい歩いて、古戦場の入り口に到着。
入場料、60元。
古隆中と同じだ。高い。
古隆中ほどではなかったものの、ここも無駄に広かった。
全部回るのに、2時間半くらいかかってしまった。
しかも、途中で再び降り出してきた雨の中を、バックパックを背負っていたので、たいへんだった。
何の罰ゲームなんだよう。
施設内に、諸葛亮の八陣図なる迷路があったのでやってみた。
簡単なもので、5分足らずで、ゴール。
そうしたら、出口に人がいて、「金を払え」と。
何と有料だったのだ。
確かに、看板にも料金が書いてある。
でもね、入り口には何も書いてなくて、出口のところにだけ書いてあるんだよ。
だいたい、係の人は迷路に入るときには、どこにもいなくて、
出口で待ち伏せてんだもんな。
ずるいよな。
有料なら、絶対利用しなかったのに。
はっきり言って、詐欺だよ。
でも、中国人だもんな。
詐欺くらいして、当然か。
古戦場の出口に近いところは、最近作られたと思しき石像がたくさん並んでいた。
これは、事前情報にはぜんぜんなかったから、ちょっとうれしかった。
赤壁古戦場を見終わった後、赤壁市内には戻らずに、
長江を渡って、対岸の烏林へ向かう。
豪雨の中、徒歩でフェリー乗り場まで向かうのは大変だった。
道、間違えたし。
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| フェリーから見た赤壁 |
フェリーに乗ってから、船の上から、”赤壁”の写真もしっかり取ってきた。
雨はフェリーに乗っている間に、完全に上がってしまった。
よかったよかった。
しかし、おかげで蒸し暑いのなんのって。
フェリー降りてから、1キロか2キロくらい歩いているところで、
バイクタクシーが話しかけてきた。
烏林まで何キロあるのか聞いたら、5キロで、10元というから、
高くないし、まあいいかと思い利用してしまった。
烏林には、すぐに着いた。
バイクタクシーの人は、5キロと言っていたけど、実際はせいぜい3キロ。
まあ、中国人が嘘つくのなんて分かってたけどね。
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| 曹公祠 |
烏林では、古戦場跡と曹公祠を見た。
古戦場跡は、ごみだらけ。
いつも通りだけど、汚すぎだよ。
曹公祠は、非常にちゃっちい。
ただでは入れるから、こんなもんか、という感じ。
早々に見終わって、公道まで歩いて戻り、バスを捕まえる。
やっぱり、バスが一番いいな。
安いし、騙される心配が少ないから。
それに乗って、洪湖まで行く。
洪湖でバスを乗り換えて、次は荊州へ向かう。
赤壁に行くときは、襄樊から武漢を通る大回りルート
(曹操から逃げる関羽のルート)だったけど、
今度は、来た道は戻らずに、直接、荊州を急襲するルート
(赤壁で勝った周瑜が江陵を攻めたルート)なのだ。
洪湖にて、荊州行きのバスを待つ時間が1時間以上空いてしまったので、
待合室で日記を書く。
日記は、だいたいバス・電車の中、待ち時間、寝る前に書いているので、
かなりリアルタイムで書いていることになる。
14時過ぎに、荊州行きのバスを見に行く。
あら、もうバスが来ている。
しかも、けっこう人が乗っている。
自分の乗るバスか自信がなかったので、
荷物を預けるときにチケットを確認してもらい、乗り込む。
もうすぐ出発。
あれ?時間違うよ。
出発時間、早くないか?
と思ったら、乗る予定のバスと違うじゃん。
わざわざチケット見せたのに、ぜんぜん見てくれてなかったってことね。
そのバスは降りて、15分後くらいに正しいバスに乗り込む。
荊州へは、所要3時間、18時くらいに着くと踏んでいるのだけど、うまくいくかな?
洪湖出発。
今日の運転手は、気性が荒いようだ。
そこら中で、口論している。
もっとも、中国人の場合、談笑していても、
口論しているように見える場合もあるので、絶対的なことは分からないが。
おまけに、運転も荒い。
穴ぼこだらけの道路の穴をよけるために、思いっきり左右に振りやがる。
そのたびに、車内は大揺れ。
頭、何回もぶちました。
さらに、途中で、豪雨襲来。
前、ぜんぜん見えません。
でも、スピード、ぜんぜん落としません。
怖い。
怖すぎる。
事故になった時を想定して、いろいろとシミュレーションしちゃったよ。
(もし投げ出されたら、リュックをこっちに置いてクッションにして・・・とか。)
荊州には、18時半頃到着。
予想より、ちょっと遅かった。
さっそく宿探し。
しかし、雨がすさまじい。
軽く大雨警報が出るレベル。
最初に向かった方角は、道路が川になっていて、渡れませんでした。
やむなく、反対方向へ向かう。
運良く、手頃なところを見つける。
128元。
「もっと安い部屋ありませんか?」って訊いたら、100元になった。
言えば安くなると言うことを知ってしまったので、最初の言い値では泊まりません。
続いて、夕食にしたいのだけど、今日は豪雨のせいで屋台は全滅。
店もよく分からないから、またしてもカップラーメンになってしまった。
カップラーメン、本当は好きじゃないんだが。
スーパーで、カップラーメンを買ってホテルに帰還。
ずぶ濡れだ。
カップラーメン買うつもりなら、ホテルで買えばよかった。
失敗した。
部屋に戻ってから、リュックの中身を全部広げる。
バックパックも、デイバッグもずぶ濡れ。
バッグを干す。
バックパックは、最初から濡れることを前提に、
中身を全部ビニールで包んでおいたから、全く問題ない。
さすがだ。
デイバッグは、夕食の買い物に行ったときに濡れた。
大事なカメラとW-ZERO3だけはビニールに包んでおいたから、まあ、いいかな。
今日も、動画を見ながら、夕食。
いやあ、楽しいなあ。
この時間が、一番ほっとする。
だから、外で食べずに、わざわざ部屋で食べることが多いんだよね。
続いて、今日も洗濯。
ここのところ、毎日洗濯している。
毎日、半端なく汗をかいているから、仕方ないな。
さらに、お風呂。
すっきり、さっぱり。
さらに、日記を書く。
意外と、夜が忙しいぜ。
明日は、晴れるといいな。