5月10日 成都から北に向かう 5月10日 成都から北に向かう

行った都市:成都、新都、向陽、広漢、徳陽、白馬関
行った聖地:成都武侯祠、馬岱墓碑、雒城、龐統祠墓、張飛点将台


宿は、ベッドもボコボコで、壊れてやがった。
電気は夜中に復活したようで、W-ZERO3の充電はちゃんとできた。


5時半に起床。
そそくさと出撃準備をして、6時半頃出陣。

宿で、武侯祠への行き方を教えてもらい、昨日のバスターミナルの横にある市バス発着所へ行く。
武侯祠まで直通のバスが出ているとのこと。

しかし、早過ぎた。
バスは7時からだって。
バスを待ちつつ、朝食代わりにビスケットを食べる。

7時過ぎにバス出発。
それから、40分ほどかけて、武侯祠に到着。
間違えずに、ちゃんと降りられた。


しかし、またしても早過ぎた。
武侯祠は、開いていない。
開門時刻は書いてなかったけど、たぶん8時だろうと思い、しばらく待つ。

武侯祠
武侯祠前
”三国聖地”です
そしたら、8時ちょっと過ぎに開門。
予想通りだ。
入場料60元を払って入場する。

一番乗りを狙ったけど、中国人に取られてしまった。
まともに競争して、勝てる相手じゃないよな。

中は、噂通りよかった。
武将の塑像の数は、さすがである。
しかし、その中に、徐州以来の功臣・糜竺の姿がなかったのには納得いかない。
誰か、造ってあげて。

他に、展示室も見応えがあった。
当時の出土品などが説明付きで、展示されていた。
あと、なぜか、NHK人形劇三国志の諸葛亮人形も展示されていた。
あれは、本物か?

ここは、各説明にしっかり日本語が併記してあった。
しかも、ちゃんとした日本語だった。
これまで行ったところは、日本語説明があっても、変な日本語が多かったから。

1時間ちょっとで完了。
名残惜しいが、長居をしても仕方がないので、さっさと立ち去る。


次は、成都の北の方のバスターミナルを目指す。
手元に詳細な地図がなかったけど、
幸い、バス停に、バスの行き先を示した地図があったので、
近くまで行きそうなバスに乗る。

途中で下車して、そこから歩き。
歩いている途中で、お腹がすいていたので、珍しく店に入って食事にした。
昨日は、パンしか食べてないから、1日ぶりのまともな食事だ。

日本では聞いたことのないファーストフード店で、カツカレーを食べた。
けっこうおいしかった。
南充のご飯は酷いものだったけど、ここのご飯はまともだった。


バスターミナルに着いて、新都行きのバスに乗り込む。
成都とは、さよならだ。
蜀の都だったのに、一カ所しか行く場所がないというのは、ちょっと寂しいな。

30分か40分くらいで、新都に到着。
そこから、さらに向陽行きに乗り換え。
10分ちょっとで、向陽には到着。
資料だと、20分ほどと書いてあったので、油断していたら着いてしまった。

馬岱墓碑
馬岱墓碑
そこから、人に訊きながら、馬岱墓を探す。
30分後、ようやく発見。
やたー

資料だと、徒歩5分となっていたけど、思いっきり遠回りした上、
通りすぎていたので、時間かかりまくりだった。

例によって、ここも碑があるだけだけど、
満足なのさ。


続いて、バスを降りた場所まで戻って、広漢行きのバスを捕まえる。
広漢には、問題なく到着。

さて、次の目的地の雒城は、バスターミナルの目の前とのことだけど、
それらしきものは、何もない。
どうやら、別のバスターミナルに来たらしい。
印刷してきたグーグル地図を利用して、現在位置と目的地の位置を把握。
またしても、歩いて向かう。


雒城
雒城
20分ほどで雒城に到着。
やほーい
中の公園に入るには3元必要。

でも、入場門の雒城跡に用があるのであって、中の公園には用はないから入らない。
ちなみに、入場料なしで、門の上に上れた。
ラッキーだ。

雒城の城壁は、あきらかに最近作られたような雰囲気で、
襄陽城や荊州城のような趣には欠けていた。

用が済んだので、帰る。
来たときのバスターミナルには戻らずに、
雒城前にあるというバスターミナルへ向かうことにする。
しかし、ない。
人に訊いてみるものの、よく分からない。

30分ほどさまよったものの、結局見つからなかった。
もしかして、バスターミナル自体が、最初にバスを降りたところに移動しちゃって、
ここにはないんじゃないのか?
そう思って、探すの中止。
30分ほどかけて、最初に降りたバスターミナルまで戻った。


そこから、今度は徳陽へ向かう。
もう、バスに乗ってばっかりだな。

徳陽に向かう途中で交通事故発見。
今度は、3台だ。
渋滞していると思ったら、これが原因だったのね。

事故目撃は、今回の旅で4回目。
他に2回、疑わしい状況に出くわしたものの、確信がないのでカウントしないでおく。

徳陽に到着してから、別のバスターミナルへ向かう。
バスターミナル間の移動が、意外と面倒なんだよね。


事前情報から、乗るべきバス路線は分かっていたため楽勝。
しかも、停車場を見たら、終点じゃん。
これなら、神経とがらせる必要ない。

15分くらい経過。
なかなか着かない。
おかしいな、5、6個先だったと思ったが・・・。
もしかして、反対方向に乗ってしまったのではないか疑惑発生。

乗ったままだとよく分からないので、思い切って降りてみた。
あらら、やっぱり、反対方向でした。

仕方なく、反対方向に乗り直し。
また、どうでもいいところで、時間を浪費してしまった。


目的のバスターミナルに到着して、徳陽行きのバスに乗車。
車掌さんに白馬関の龐統祠墓に行きたい旨も伝えた。
これで楽勝のはず。

なんていう楽観論はいけません。
またしても、車掌さん、忘れてました。

今回は、私と車掌とのやりとりを聞いていた他の乗客が、
すでに目的地を過ぎていることを教えてくれました。
その後、車掌と運転手に、「龐統祠墓に行きたいのだけど」と伝えると、
「あいやー忘れてた」っていう反応。

今回、まだよかったのは、その場で降ろされることなく、
対向車を捕まえて、私が龐統祠墓まで行きたい旨を対向車の運転手に伝えてくれたことだ。
でもって、戻りの運賃はなし。
だから、それほど怒りはない。


張飛点将台碑
張飛点将台碑
バスを乗り換えて、龐統祠墓の近くで降ろしてもらう。
そこから、龐統祠墓まで、15分ほど歩く。
途中で、張飛点将台の碑も見つけた。
こんなところにあると思ってなかったから、龐統祠墓の次に探そうと思っていたのに。


龐統祠墓
龐統祠墓 入り口
龐統祠墓は、ただお墓があるだけだと思っていたのだけど、意外と広かった。
ただ、それほど見所というようなものがあったわけでもない。
入場料は、20元。
まあ、こんなもんだね。


龐統祠墓を見終わってから、バスを降りたところまで戻って、
再びバスを捕まえて、近くの町、羅江まで行く。
このとき、3元取られた。

徳陽から龐統祠墓までが4元。
徳陽から羅江までが5.5元。
2元で済むかと思っていたから、損した気がする。


あっという間に羅江に到着。
なんだここは。
田舎じゃないか。
バスターミナルがない。
道ばたがバスターミナル代わりだよ。

遠くの方に、少し発展している地域が見えたものの、ここで、ちょっと考えた。
宿は見つかるのか?
見つかったとして、明日の綿竹行きのバスはあるのか?

勝負回避。
そのまま、徳陽に戻ることにしました。
徳陽はわりと発展していたから、そっちで宿を探した方が安全だと思ってね。
戻っても、せいぜい、30分かそこらだし。


徳陽に戻ってから、
まずは、明日のために、バスターミナルで綿竹行きのバスの時刻を調べる。
どこにも載ってない。

人に訊いても、まともに相手をしてくれない。
綿竹行きはないってことなのか?
よく分からん。
それと、周りに宿がないので、徳陽に来たときのバスターミナルまで戻ることにした。

すでに19時過ぎ。
市バスがなくなるんじゃないかと焦る。
市バスが出ている場所が2カ所あったのだけど、
あっちに行っているときに、こっちにバスが来て、
こっちに戻ったら、あっちにバスが来るという運のなさ。

仕方ないので、腰を据えて待ったら、ようやく来てくれた。
終点まで行けば、最初のバスターミナルだな。
間違いない。

バスに乗って、しばらく待つ。
まだ着かねえ。
もしかして、また逆方向に乗ってしまったか?
と焦ったけど、しばらくして到着。
自分で思っていたより、だいぶ遠かったから、時間がかかったようだ。


バスターミナルで、綿竹行きを調べようと思ったら、
すでにバスターミナルは閉まっていた。
19時半だから、無理ないか。

仕方なく、宿探し。
意外と、宿がない。
とはいえ、バスターミナルから見えるところにあったので、そこへ向かう。

80元。
値切るの忘れたけど、交渉成立。
昨日遅かったから、今日は早めに切り上げようと思っていたのに、
結局19時30分過ぎになってしまった。

それから、交通機関の問題もあるから、
明日からは、ちゃんと意識して早めに切り上げることにしよう。


部屋に荷物を置いてから、夕食に出かける。
四川料理食べたいな。
宿のすぐ隣に、宿の人がやっていると思われる店があったので入った。

そしたら、おかみさんは電話で歓談中。
あと、男の人が机の上に足を乗せて、くつろいでいる。
なんなんだ?
ここは、食堂ではないのか?
あっけにとられて、そのまま出てきた。

さて、他の店を当たるか。
と思ったのだけど、店がないよ。
聖地巡礼の時は、どんだけでも歩くけど、
食にこだわりがないから、見える範囲に店がないときは、歩く気さえしない。

仕方がない。今日も、カップラーメンか。
バスターミナル横のスーパーに入る。
カップラーメンばかりも嫌だったので、インスタントの何かを買ってみた。

部屋に戻って、動画を見ながら夕食。
インスタントの何かは、春雨だった。

続いて、洗濯。
今日は、珍しくバスタブがあるので、バスタブを使って洗った。
らくちん。

次は、お風呂。
バスタブはあったけど、汚すぎて、お湯を溜める気になれず。
いつも通り、シャワーで済ませた。
でも、座って洗えるだけ、ありがたかった。

最後に、日記。
もう22時半を過ぎている。
さっさと寝ますか。

そういえば、中国の宿は暗いところが多いと、以前書いたけど、今日の宿も暗い。
電灯が3つあるうちの1つしか点いてないよ。
やれやれ。

あと、今日もゴキブリ出たよ。
今日は、履き物で、一撃必殺した。