5月15日 北伐開始 5月15日 北伐開始

行った都市:漢中、鳳県、宝鶏
行った聖地:褒谷桟道、古漢台、古虎頭橋


5時30分頃、目覚まし時計よりも先に起床。
あんまり早く行動を開始しても、目的地が開いていないかとも思ったけど、
待つなら現地で待てばいいや、と思って行動開始。

6時30分前に、チェックアウト。
バスターミナルに荷物を預ける。
今(バス乗っているとき)気づいたのだけど、
チェックアウトしなければ、荷物を預ける手間とお金が節約できた。
しまった。

続いて、褒谷桟道に向かうために、バス停へ移動する。
バスを待っている間に水を飲んだら、異物混入発覚。
すぐに吐き出してしまったため、正確には分からないけど、
おそらく、プラスチック片が入っていたのではないかと思う。

餃子に毒を入れるくらいだもんね。
中国人からしたら、「プラスチック片くらい、むしろ入っていて当然」
くらいの感覚なんだろうね。


それにしても、バス来ないなあと思っていたら、
遠くの方を目的のバスが走っているのを発見。
なんと、地図に載っている路線図とも、バス停表示とも違う場所を走っているではないか。
いったい、何を信じたらいいんだ。

仕方なく、バスの走っている方向へ向かい、バス停を探す。
しばらく歩いて、ようやくバス停発見。
今日も朝から、よく歩く。

バスに乗って、ひとまず安心。
このバスは終点まで行けばいいので、のんびりと景色を見る。


終点到着。
さて、進むべき方向が分からない。
近くの人に訊いて、教えてもらった方向に歩いて行く。

なんか、間違っている臭いがプンプンする。
途中で、別の人に訊いてみると、最初に訊いた人と同じ方向を教えてくれる。
合っているということなのか?
不安になりながらも、教えてもらった方向へ進んでいく。

しばらく進んで、ますます不安。
川の右岸にいるんだけど、正解は左岸じゃないの?
左岸に、いろいろ施設とか見えるし。

もう一回人に訊く。
「まっすぐ行って、左に曲がれ」と教えてくれた。
なるほど、橋を渡って左岸に行けってか。

さらにまっすぐ進むと、”風景区入り口”の案内板。
入場料は、20元だか30元。
でも、チケット買う場所ないし、そもそも人がいない。
だから、お金払わずに入ってしまった。
やはり、正規の入り口は左岸の方なんだろうな。


さらに進んで、橋に到着。
吊り橋ですぜ。
風も強いし、地震があったばかりだし、なにより中国製だし、怖いったらありゃしない。

下を見ると怖いので、視線は出口に一点集中。
手すりを持ちながら、そろそろと進んで、ようやく渡りきった。

褒谷桟道
褒谷桟道
なかなかの絶景かな
さらにそこから上流方向へ500mほど歩いて、ようやく、目的の褒谷桟道に到着。
しかし、入り口が閉まっていた。

もしかして、地震の影響か。
それとも、実は開園前だったりして。
他に人はいなかったし。
仕方がないので、写真を撮って満足した。

ここの景色は、大変よい。
ダムがなかった頃は、さらに素晴らしいものだったろうな。
でもって、水がきれいだった。
中国に来て、水がきれいだと思えたのは、初めてだ。

他に施設もあったけど、特に見るべきものでもなかったので撤収。
帰りも吊り橋を渡って帰った。


桟道からバス停まで2キロ強歩いて、そこからバスで、次は古漢台に向かう。
今度は途中下車なので、地図とにらめっこしながらだ。
路線図通り走ってくれないから大変だったものの、間違えずに目的地で下車できた。

古漢台
古漢台 入り口
あらら、古漢台も開いてないよ。
開園時間が書いてなかったので、時間が早いのかとも思い30分ほど、
10時10分頃まで待ってみたものの、結局、開かず。

もしかしたら、こっちも地震の影響?
それとも、休園日とかだったりして。
仕方がないので、ここも、入り口の写真だけ撮ってよしとした。


バスでバスターミナルに戻る。
途中、昨日行った古虎頭橋の中に入れるようになっていたので、
また行って、また写真を撮ってきた。

昨日は、幕が張っていて、中まで入れなかったんだよね。
今日は、その場で商売をしていたから、入ることができた。
しかし、なんて場所で商売してやがる。
許可取っているのか?
取っているとしたら、許可した奴もどうかしてる。


次は、バスターミナル。
今日中に天水へ行くのが目的。
交通路的には、先に西安へ行ってから西に移動した方が効率的なのだけど、
諸葛亮の北伐に倣って、あえて天水を攻めるのだ。

しかし、天水行き、今日はすでに売り切れだって。
あいやー
仕方なく、手前の鳳県まで行くことにした。

11時30分の出発まで、比較的余裕があったので、
荷物を回収してから早めに昼食を取っておいた。


バスは、予定通り、ほぼ11時30分に出発。
たまに予定通りだったりする。

目的地は終点なので、気は楽だ。
だいたい、120キロといったところか。
2時間後くらいに着くといいな。

鳳県には15時過ぎに、到着。
見込みは、距離、速度ともに甘かった。
四川に入るとき以来の山道でした。
あっちよりは、ずいぶんましだけど。

次は、天水に向かいたい。
しかし、天水行きはないようだ。

本当は、西に行ってから北へ向かう第一次北伐ルートを取りたかったものの、
それだと、本日中の到着が困難であるだけでなく、
ど田舎のため、宿の心配もあるので断念。
このまま、北上して、宝鶏へ入るルート、
すなわち第五次北伐と同じルートを取ることにした。
それなら、漢中で最初から宝鶏行きに乗っておけばよかったのだけど、やむをえまい。


15時30分に出発。
宝鶏到着予想は、18時30分。
今日は、宝鶏で宿を取ることになりそうだ。

今朝、プラスチック片の入っていた水、
よく見たら、中国の大手メーカーのパクリものだった。
名前と、デザインがそっくりなんだけど、微妙に違う。
さすが、中国だぜ。


宝鶏に向かう途中、蝉が鳴いていた。
まだ5月だというのに、なんて気が早いんだ。
中国では、蝉までせっかちなのか。

秦嶺山脈越えはきつい。
ずいぶん高いところまで来ているらしく、耳がおかしい。
曹操も諸葛亮も、ここを越えたんだよねえ。

バスもけっこう参っているらしく、途中で休憩して、タイヤとかに水をかけている。
湯気がすごい。
ちなみに、あっちの方には、故障して、完全に動かなくなってしまったようで、
立ち往生しているバスもいる。


宝鶏には18時過ぎに到着。
ほぼ予想通り。
バスターミナルで、明日の天水行きを確認した後、宿探し。

なかなか宿がないと思ったけど、探す方向を変えたら、すぐ見つかった。
90元。
OKした。

今日は、費用対効果の高い、いいホテルだ。
タオルもちゃんと付いている。
でもって、”温泉ホテル”という名前なんだけど、もしかして本当に温泉なのかな。
それとも、名前だけかな。


続いて、夕食。
今日は外で食べようと思い、店を探す。
途中、公園に寄ったときに、掲示板に張り出されていた新聞を見たら、
地震のことが載っていた。

四川の西の方が震源地らしい。
私が通ったところより、西側。
直撃ではなかったようで、よかったよかった。

なお、ここ、宝鶏では、地震の影響は感じられないものの、
外でテントを張っている人も一部見かける。
それが、地震の影響なのかどうかは分からない。

日本に連絡を入れた方がいいのかもしれないが、
今の私には、連絡手段がない。


外で食べようと思ったけど、いい場所がなかったので、
結局、屋台で買ってきて、動画を見ながら部屋で食べた。

続いて、洗濯。
お湯を出すと、硫黄の臭いがする。
もしかして、本当に温泉か?
でも、中国だし、湯本に下呂温泉の元でも入れている可能性もあるな。

洗濯は、温泉じゃない方がいいな。
臭くなるから。
でも、洗うしかない。

洗濯終わって、シャワー。
せっかくの温泉なのに、湯船はない。シャワーだけだ。
これでは、温泉の意味がぜんぜんないではないか。
中国人は、分かってない。

続いて、日記を書く。
いつも通りだ。

動画の続きを見てから、寝るとしよう。