5月17日 第一北伐再現 5月17日 第一北伐再現

行った都市:天水、秦安、隴城、甘谷
行った聖地:街亭古戦場、姜維故里、甘谷姜維墓


5時に起床。
珍しく、朝食を取る。
意識して取らないと、とことん抜くからね、この人は。

準備して、6時10分にチェックアウト。
バスターミナルが開いているか心配だったものの、
今日は、行くところが遠いので、そして戻ってこなければならないので、早めに出発した。

バスターミナルは、問題なく開いていた。
でもって、目的のバスもあるようだ。
6時20分ごろ、バスに乗り込む。


7時、予定通り出発。
今回は、途中下車なので、難易度が高い。
そこで、運転手に目的地を告げる。
(車掌さん不在だったので。)

いつもは、目的地だけだったけど、
今日は念入りに「中国語が分からないから、着いたら教えて欲しい」という旨も伝えた。
さて、どうなる?
うまくいくといいが。

予定通り出発したバスであるが、ターミナルを出たあと、
客の呼び込みで停車してやがる。
10時には目的地に着かないと、後の予定が厳しくなるのだが。


途中の秦安に、8時に到着。
バスターミナルに入ってくれたので、迷うことなく降りられた。
ここまでは、調子がいいぞ。

続いて、隴城行きに乗り換え。
バスは割りとすんなり見つかったものの、また、客待ちをしている。
早いところ、出発して欲しいわ。

1時間経過。
9時10分、まだ出発しない。
時間がないというのに、この無駄な待ち時間には非常にイライラさせられる。

とは言っても、打つ手なし。
絶望した。
という感じ。
前から書いているけど、中国人が平然とこの時間を待っているのが不思議でならない。

9時30分、ようやく出発。
超満員である。
明らかに、規定はオーバーしているだろう。
密集しても、タバコ吸うし、話し声はさらにうるさいし、ああ嫌だ嫌だ。


街亭石碑
街亭石碑
隴城には、11時過ぎに到着。
出発してからは、思ったよりも早かった。
街亭の石碑のすぐ前で降りたので、降りてからは2分とたたずに任務完了。
写真撮っただけだからね。

トイレに行って戻って来たら、乗ってきた車が待っていたので乗り込んだ。
今度は、意外と早く出発。
11時30分くらい。


13時15分くらいに、秦安に到着。
天水行きに乗り換え。
また1時間待ちかと思いきや、13時30分頃出発。
やはり、大都市方面は人気があるから、客が集まるのが早い。

寝てたら、天水到着。
14時20分くらい。
バスターミナルに預けておいたバックパックを回収して、すばやく甘谷行きに乗り換える。

しかし、乗客がいない。
これは、また、1時間待ちなの?
と思ったけど、チケットを見たら、14時40分発と書いてある。
期待していいのか?

いいわけないです。
何と言っても、中国なんだからね。
これ、世界の常識。
とはいえ、割りと優秀な14時50分過ぎに出発。


甘谷の入り口当たりで、姜維像発見。
甘谷には、16時40分頃到着。

今日中に天水に戻りたい意向だけど、一応宿を確認してみると、泊まれそうな場所はある。
これで、遅くなっても、宿なしは避けられそう。

時間を節約するために、仕方なくタクシーを利用して、姜維故里まで向かうことにした。
タクシーの人曰く、「姜維故里まで20元」だって。
メーター付いているのだから、メーター使えよ。
そんなにぼったくりたいのか。

とはいえ、10キロで20元なら許容範囲だったので、条件は飲むことにした。
タクシーのバカは、わざわざメーターの表示を布で隠していた。
せこい。
けど、途中の振動で、布がずれてメーター表示は丸見えだったよ。


わざと遠回りされることを懸念したけど、それはなかった。
15分ほどで、姜維故里に到着。
メーターは、16元だった。
4元程度で、人格を売るかね。

タクシーを降りるときに、「待っていた方がいいか?」と話しかけられてきた。
帰る手段を探すのも大変だし、「待っていてくれ」と言ったら、
100元要求して来やがった。

出たよ。
ぼったくりの本領発揮か。
腹立たしいので、即座にきっぱり断ったら、50元に値下げして、
「他に車は来ないぞ」とか言って脅してきやがった。
はいはい、そうやって、人の弱みに付け込むのですね。

そんなクズ野郎と話したくもなかったので、
さっさとさよならしてきた。
本当に、こいつらのせいで、中国のイメージは相当悪くなるんだよなあ。


姜維故里
姜維故里
中に入れないので、横から写真を撮った
クズはほっておいて、姜維故里に向かう。
しかし、開いてない。
資料によると、管理人が近くに住んでいるらしい。

とりあえず、誰かに管理人の所在を聞こうと辺りを探ってみるのだけど、誰もいない。
いや、一人だけ、ちっちゃい子がいた。
仕方がないので、その子に訊いてみた。

話が通じているのか、通じていないのか、よく分からない。
続いて、もう一人、子供登場。
訊いてみるが、ダメだ。
さらに、別の子供登場。
やはり訊いてみるが、ダメだ。

それどころか、子供たち、なぜか大爆笑している。
私の姿がそんなにおもしろかったか?
バックパック背負って、デイバッグ前に抱えているからね。
それとも、片言しか話せないのが、滑稽だったのか。

子供の笑い声で、親登場。
実は、これを狙っていたんだ。
とりあえず、子供に話しかけとけば、親が出て来るであろうと。
親に訊いてみると、「扉を叩けば開けてくれる」と教えてくれた。


姜維故里に戻って、言われた通り、叩いてみる。
叫んでみる。

しかし、誰も来ない。
まあ、いいや。諦めた。
外の写真撮って、中の写真も隙間から撮って、よしとした。
このパターンが多いな。

後から気づいたのだけど、扉の鍵は外から掛けてあるのだよね。
つまり、中に人がいるわけがない。
扉叩いたって、中に呼びかけたって意味ないじゃん。
いい加減なこと、教えやがって、中国人め。


姜維墓
姜維墓
続いて、裏の山にあるという姜維墓へ向かう。
迷いながらも、なんとか到着。
いや、よかったよかった。
探し物が見つかる瞬間が一番うれしいね。

任務完了したので、撤退。
しかし、どうやって帰るのか、確信が持てない。
持ってきた資料と、タクシーで来た道からおおよその方向に見当をつけて、
とにかく歩き出す。

資料には1キロとあったけど、1キロ以上歩いて、
ようやく、道路があるのを見つける。
近づいていくと、バスが走っているのが見える。
やった。どうやら、道は間違っていないようだ。


この時点で18時。
バスが見えたところで、バスを待つ。
しかし、来ない。
他にバス待ちをしている人もいる。

結局、1時間待ったけど来なかった。
このまま、バスが来ない可能性がある。
何と言っても、中国だから、来るべきものが来なくても何も不思議じゃない。

なので、仕方なく、歩いて帰ることを決意した。
バスターミナルの辺りまで、10キロくらいらしい。
今、19時だから、まだ、明るいうちに戻れる。

それより、最初から歩いておけばよかった。
楽しようとしたのが、いかんかったな。


今日は、調子よく歩いた。
快速だ。
時速6キロ以上出ていたと思う。

30分ほど歩いたところで、タクシーが通りかかったので乗せてもらった。
今度のタクシーもメーターを倒さなかったので、指摘して倒させた。
いや、これは、今から倒すところだったかもしれないから、悪く言うのはやめておく。

タクシーに乗って、バスターミナルに向かう。
バスが残っていれば、天水に戻る。
残ってないなら、目をつけておいた宿に泊まる。

が、連れていかれたターミナルが、最初に来たターミナルと違っていたので、
目をつけていた宿に泊まろうという目論見は崩れ去ってしまった。


天水行きのバスはすでに終了していた。
すでに20時だから無理もない。

仕方なく甘谷で泊まることにしたのだけど、困ったことに、宿がぜんぜん見つからない。
ここのターミナルの周辺は、ぜんぜん発展してなくて、
宿はあることにはあるんだけど、小さくて、汚いところばかり。

そこで妥協するのは嫌、いいところに泊まりたかったので、宿探しに出発。
タクシーで通ったときに見かけた発展した方向に向かってみる。
しかし、なかなか見つからない。

ようやく見つかった。
やった。
今日は当たりだ。
100元。
安くて、質がいい、費用対効果の高いタイプ。

ホテルでカップラーメンを買って、今日の夕食。
例によって、動画を見ながら食べる。

続いて、洗濯。
今日は洗面台が黒いので、垢がよく見える。
見えすぎて、すすぎのやめ時が難しかった。
残り3日だから、洗濯は、今日が最後かもしれないな。

次に、また、いつも通り、日記を書く。
すでに、23時40分を過ぎているよ。
今日は遅くなってしまったな。

でも、明日の朝は、早く出ないと行けない。
残り3日だから、とっとと西安に移動しなければならない。