日記をまとめる際に、日記の本筋とは関係ない部分を削除いたしております。
その削除した部分を、編集しなおしたので、こちらでまとめて公開いたします。

電車 日本では、携帯音楽プレイヤーの音漏れが電車内での迷惑行為として、取り上げられることがあるが、中国では、そんなことはないようだ。
なぜなら、イヤホンなんてしないから。

スピーカから、大音量でガンガンですよ。
ついでに、歌っちゃったりして。
なんだろうねえ。
あいかわらず、周りのことなど、考えないのだ。
車内販売、じゃますぎる。
通路も人でいっぱいなんだから、商品乗せた車を引っ張って来るなと言いたい。
バス ここのバスは、非常に自由。
昨日は運転手がレンガ盗んでいることを書いたけど、それ以外にも、いきなり買い物行ったり、ガソリンスタンド寄ったり、ただ停まって、長話していたり。
日本では、絶対見られない光景だ。
本当は、漢中の手前の勉県で降りたかったけど、高速道路ドウロを降りてくれなかったので、降りられなかった。
高速道路ドウロの途中で降車している人もいたけど、私はそんな場所で降ろされても、なにもできません。
※中国は、高速道路上でも、平気で人の乗り降りをする。
交通 中国の道路の落石対策はすごい。
落ちてくるものは落ちてくるものとし、落ちてくるゾーンが作ってある。
落ちてくるゾーンがないところに落石している場合もあるけどね。
中国は、交通案内板の数がすごく少ない。
交通案内板もそうだし、施設に入ったときの略地図とかも。
だから、分からない場所(ほとんどだけど)に行ったときは、迷子になっていないかどうか、かなり不安になる。
タバコ 中国人は、タバコの灰を自分から落とすということをしない。(トントンってやらない)
自然に落ちるまで放置している。

でもって、捨てるときは、当然ポイ捨てなんだけど、ポイ捨ての時、火を消すこともしない。
さすがの中国さん、日本のポイ捨てカス野郎なんて目じゃないです。
電車内には、タバコ吸うアホが多数いるせいで、のどが痛くなる。
中国人は、どこでもタバコを吸う。
電車内は、禁煙であるにもかかわらず。
基本的に、バス内は禁煙であるのだが、そんなこと気にせず、タバコを吸う阿呆が多数。
運転手が吸っている場合もあるから、どうしようもない。
衛生 中国人は、どこでも痰を吐く、ゴミを捨てる。
どこでもというのは、道ばたならどこでもと言うレベルではない。
道ばたでさえ、道徳を疑うのだが、奴らは、バスの中、電車の中、建物の中さえ、ぺっぺ、ポイポイしやがる。
中国人が水洗トイレに入ると、最初に水を流す音が聞こえるが、最後には聞こえない。
つまり、前の人の分を流して、自分の分は流さないということね。
今日は暑いな。
汗がだくだく、手がべとべとだ。
手とか、顔とか洗いたいのだが、中国には、なかなかアラえるような場所はない。

手を洗う場所がないので、飲み水で洗う。
トイレのことを中国語で、”衛生間”という。
何それ?
中国トイレなんて、不衛生極まりないではないか。
いったい、どういうつもりで、”衛生”と名乗っているのだろうか。
以前に、バスの中で、小便をする子供を2回見たよ。
建物の中でしているのも1回見たことがある。
子供ならいいってか?
不衛生なことには変わりないと思うのだが。

そのくせ、滑稽なことに、外で座るとき、ちょっとした段差とか、階段に腰掛けるとき、奴らは、お尻の下に何かを敷こうとする。
そこは、気にするんだね。
この辺の感覚がよく分からない。
環境 北部は乾燥していたけど、南部は湿度が高い。
暑すぎる。
日本の夏並みに暑い。

そして、北部は乾燥しているから、空が濁っているのかと思っていたのだが、湿度の高いはずの南部も濁っている。
なんでだろう。
やっぱり大気汚染なのか?
三門狭から、洛陽に向かう途中だったと思うけど、山肌を緑に塗っている場所があったよ。
緑化政策かしら。
水は、ほとんど常に汚い。
触ってもいいと思えたのは、ほんとにわずかしかない。
かなりの上流であっても、人が住んでいたらダメ。

生活排水はすべて垂れ流しのようで、ケンモンカクでは、ど田舎イナカにもかかわらず、滝壺は泡立っていた。
どこの洗濯機ですか?と言いたいくらいに。
空は、地平線近くは、常に霞がかかっているような感じ。
北の方は、おそらく、砂塵がっているのであろう。

ケイ州も、なぜか、もやがかかっていた。
砂塵が舞うわけでもないのに、なぜだろう。
四川は、曇りがちで有名なだけあって、私がいた時も、ほとんど曇っていた。
太陽が出ても、ぼんやりとした感じ。

でも、広元で野宿したときの星空は、大変きれいでした。
北の方は、禿げ山が多い。
木はまばらに生えている。
雨が少ないからであろう。

南の方、具体的に今回の旅で言うと、ジョウハンから漢中の間は、日本と似ている。
山は、木が鬱蒼と茂っている感じ。
やはり、雨が多いからであろう。
生活 中国人の許せないところに、文化財を大切にしないところがある。
これまで回ってきた聖地は、ちゃんと管理者がいるところ以外は、ことごとく落書きされていた。
憤懣やるかたない。

それ以上に、ショウ周墓のように、もの自体がなくなってしまったところもたくさんある。
せっかく、偉大な先祖が残した貴重な文化財を、なぜ破壊してしまうのか。
中国人の男は、すぐに脱ぎたがる人が多いようだ。
暑いと、上半身はだかの人を、よく見かけます。
お前らは、ホサカ先輩か!(みなみけ)
気持ち悪いんだよう。
ペットボトルはお金になるらしく、拾っている人をよく見かける。
落ちているペットボトルを奪い合うペットボトル争奪戦も見かけた。
筆談の時、相手の字が汚くて読むのに苦労することがけっこうある。
そういえば、中学高校大学のときの外国人講師も字が汚かった。
日本人ほど、丁寧に字を書くのは、珍しいのかもね。
最初の頃は、中国人のせいで何か不都合が生じると、「くそ、中国人め」と怒っていたのが、最近は、「中国人だもんな」と諦めているのが、我ながらおもしろい。
そういえば、昨日のホテルで、どこかで聞いたことのあるBGMを聞いた。
ハガレンのような気がする。
中国人が、大貧民をやっている。
日本とは、若干ルールが違うようだ。
出し方がむちゃくちゃだな。
ローカルルールがすごいので、手が読めない。
そういえば、中国人は、すぐに、
「お前、どこの人間だ?」
と訊いてきた。
何でだろう。
異民族がオオいからなのかな。
食事ショクジ 納豆を食べたい。
牛乳を飲みたい。
納豆がないのは作ってないからであろう。
牛乳がないのは鮮度を保てないからであろう。
ヨーグルトは、やたらたくさんあるよ。
中国に来てから、果物はバナナしか食べていない。
他の果物は、皮をむく手段がないからね。

イチゴなんて、もともとまるかじりだし、リンゴだって、日本ならまるかじりするところなのだけど、中国では、怖くてできない。
現地人は、ぜんぜん気にしていないようだが。
中国のジュースは甘すぎる。
水で半分に薄めて飲むと、ちょうどいい。
大きくお腹を壊すことはなかった。
私が丈夫なのかは分からない。
最低限のことには、気を配った。
・生水は飲まない
・不衛生な場所では食べない、買わない
・痛みやすそうなものは避ける

ただし、小さくは、常に壊していた気がする。
うんちが固形だったことは、1回だけだったから。
買い物 中国は、万引き対策がすごい。
スーパーに入る前に、まずは自分の荷物を預けなければならない。
預けないと、入れてもらえない。

お会計の時は、商品を袋に詰めた後、ホッチキスで、取り出し口をガード。
さらに、出口でレシートを確認。

ここまでしないと、盗まれてしまうのか。
さすが、中国と言っておこう。
値段が分からないものを買うとき、ちょっと多めに出すようにしているんだ。
そうすれば、確実だから。

しかし、中国人相手だと、なかなかうまくいかない。
例えば、6元のものを買う。
10元出す。
4元お釣りをくれればいいのに、「もう1元出せ」とか言ってくる。
っているとオモうのだけど、実際ジッサイにはれていない。)

で、こっちとしては、
「あれ?多めのつもりだったけど、足りなかったのかな?」
という感じで、さらに支払う。

そうすると、5元お釣りをくれるわけだ。
効率いいのか?
その辺の中国人の感覚がよく分からない。
中国チュウゴクジンには財布というものを持って欲しい。
たいていの人がお金を直接ポケットに入れているから、紙幣がいつもしわくちゃ。
そのせいで、お釣りを貰ったときなんかは、うまく財布に入れられない。
財布持つ習慣がないなら、おカネは全部硬貨にすればいいのにと思う。
そういえば、今日、駅で買ったお茶が、4元だった。
いつもは3元なのに。
どうも、私が外国人だから、高くしたっぽい。

それで、買ってしまった私は、ダメダメ。
しかし、そこかしこで、こんなことばかりやっているから、すべてにおいて、信用できなくなってしまうのだ。
方言ホウゲン 日本:ribenがzuben
超市:chaoshiがcaoshi
チー飯:chifanがcafan

この辺は、分かった。
後は、よく分からん。
現地民からしたら、私の発音がおかしいのだろう。

そういえば、以前、曲さんが、
「外国人はみんな同じように変な発音をする。なぜか、どこの国の人も、同じようにヘン発音ハツオン。」
と言っていたが、実はそれが本来の発音なのではなかろうか。

曲さん自身ジシンは、自分は普通語を話していると言っていたけど、曲さんも、自分の方言に気づいていないだけの可能性カノウセイカンガえられる。
治安 自分が思っていたよりは、安全であった。
身体を傷つけられることも、そういった危険を感じることもなかった。

ただ、やはり、最低限のことには気を配っていた。
・暗くなってからは、可能な限り外に出ない。
・安っぽい部屋の時は、寝るときに、ドアの前に、バリケードを張る。
スリや置き引きの被害もなかった。
やはり、最低限は気を付けていた。
・バックパックは、外出時は常に鍵掛け。
・バス内や混雑している路上では、デイバッグは背負わない。
・歩くときは、通常の3割り増しで素早く歩く。
・デイバッグは、常に自分から離さない。
・バックパックを目の届かないところに置いておく場合、ワイヤーロックでどこかに固定しておく。
・バックパックには、貴重品は入れておかない。
等々

ただ、以下のように、意外と無防備な点もあったが、大丈夫だった。
・チケット売場などの混雑場所でも、バックパックは背負っていた。(重いから、持つの無理。)
・荷物預かり場所は、けっこう利用していた。
・バスのトランクへの荷物預けも行っていた。
(トランクは、誰のチェックも入らないから、危険度は高い気がする)
直接的な被害はなかったものの、被害が多発しているであろうことは連想された。
・スーパーや本屋の万引き対策がすごい。
・銀行はもちろん、チケット売場等、お金を扱う場所は、客と従業員の間に、壁がある。
・長安で見かけたスリっぽい人。
・空港で見かけた怪しい人。
地震ジシン バスが漢中に入ったので、そろそろ地震の影響もなくなってきたかと思うのだけど、中国の場合、もともと家がぼろい。
もともと、そこら中、瓦礫だらけ。
だから、ぱっと見て、地震があったのかどうかを判断できない。
そういえば、地震の時に寝てて、気づかなかった件だけど、あれ、神がかってるんだよね。
W-ZERO3を無くさなかったら、剣閣に突撃して、被災していただろうし、前日に、剣閣行きのチケットが取れてしまっていても、やはり被災していたし。

W-ZERO3を無くしたことで、無駄な数時間を過ごさなければ、被災していたと考えると、ものすごい偶然だ。
おまけに、W-ZERO3は戻ってきてるしね。
奇跡に感謝だわ。
地震のことは、気の毒には思うけど、中国人は死んでも仕方がないと思うよ。
愚民は死ねとか、そういう意味ではなくて、この国は安全というものを軽視しすぎているもん。

家なんて、耐震構造どころか、耐震基準すらないでしょ。
地震に限らず、交通もそう。
効率を優先しすぎて、安全には目もくれない。
そりゃ、死にますよ。

そのくせ、被害に遭ってから、人命は大切だとか言ってる。
実に滑稽だ。
最後サイゴ 中国の悪い印象をたくさん書いてきたから、最後くらい、いいところを書こうと思う。

何がいいかって、物価の安さだね。
1ヶ月、約10万円で済んじゃったもん。
1万円のお土産を除いて、生活にかかったのは、9万円ほどだよ。

1日、3000円。
毎日、100キロ、200キロ、それ以上の距離を移動して、なおかつ、観光地で高い入園料を払っても、この程度で済んでしまった。
日本じゃ考えられない。
その他にいいところは・・・・・
正直なところ、思い浮かばない。
三国志の舞台だってことかな。
私にとっては、それに尽きる。
それが、すべてだ。

また来たいかっていうと、よく分からん。
行けなかったところは、心残りではある。
行きたい気持ちもある。

しかし、同じように嫌な思いをしてまで行きたいかと考えると、悩んでしまう。
苦労する分にはいいんだ。
しかし、理不尽に嫌な思いをしなければならないことも多いから、また同じような旅がしたいとは思わない。

金持ちになって、ガイド付き、専用車両付きなら、嫌な思いは、しなくても済みそうだな。
しかし、そうすると、旅として、おもしろいのか、また、よく分からない。

大連から帰ったときも思ったけど、やはり、日本は素晴らしいよ。
それを実感できたことは、よかったことかな。